| 加納 整体の道に進まれたきっかけは?
佐藤 学生時代からスポーツをしていて、働き始めてからも草野球を続けていました。30代後半に地元のソフトボールチームに入ったのですが、体力の衰えから走れない、ボールを投げられないという人が結構多いことに驚いたのです。私は昔からマッサージや整体などに興味があったので、そういった人たちを整体で治せないかと思って勉強し始めました。そして、知人からカイロプラクティックの先生を紹介してもらい、その先生の下で修業して資格を取得。その後、地元の集会室を借りて週末だけの診療を1年間続けた後、勤めていたコンピュータ会社を退職して、昨年11月に当院を開設しました。
加納 患者さんはどのような方が多いのですか。
佐藤 50〜60歳の高齢者が多いですね。しかし、特に症状がひどいのは40代くらいの働き盛りの方です。普段、症状を我慢して働いておられるからでしょう。
加納 先生はスポーツ整体も手掛けておられるそうですね。
佐藤 これからスポーツ選手にも対応していきたいと思って勉強しているところなんですよ。運動生理学・解剖生理学・トレーニング論など専門知識を習得し、中国整体やスポーツマッサージなどを取り入れて、選手一人ひとりに適した施術をするのがスポーツ整体です。スポーツ中に発生する傷害はきちんと処置しないと結果が出ないし、普段トレーニングしている選手への対応は、筋肉はもちろん、骨格系、神経系のことも熟知しておかなければならない。私は施術以外にも、運動するときのウォーミングアップからクールダウンまでトータルにアドバイスしていきたいので、スポーツ整体の勉強が役に立つのではないかと考えています。
加納 開業から約半年になりますが、手応えはいかがですか。
佐藤 患者さん自身の疾患に対する意識の持ち方で、施術の効果に大きな差があることを強く感じますね。施術と同時に自分でも一生懸命頑張って治そうという意識を持っている方は必ず良くなります。そのため当院では、患者さん自身でできる簡単な運動もアドバイスするようにしています。骨格のずれなどのほとんどは個人の癖や生活習慣が原因ですから、患者さんが日常的に矯正後の状態を維持することで施術の効果が上がり、再発が予防されるのです。その意識を浸透させることが課題ですね。
加納 先生の今後の夢についてお聞かせください。
佐藤 カイロプラクティック臨床技術の向上はもちろんですが、スポーツ整体についてさらに勉強していきたいですね。院としては、患者さんに安心して来ていただける、喜ばれ役に立つ整体院であり続けたいと思います。また、整体師の仲間を増やし、個々に抱えている問題をグループで解決できるような活動もしていきたい。私の座右の銘は『有志有途』で、志を持ち目標に向かって行動している人には必ずチャンスがめぐってくると思います。それを後進に伝え、応援していきたいですね。
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