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スポーツコラム 【13話.アジア最速、夢はシドニーで! 伊藤浩司】

アジア最速の男、伊藤浩司選手(29歳富士通)が世界に力を示す時がきた。
100mで10秒00、200mで20秒16の日本記録、アジア大会三冠王といった実績を引っ提げ世界のファイナリスト入りに挑戦したのが8月26日の男子200m。
この種目で日本人選手初の決勝進出をかけて準決勝1組に出場、結果は20秒51の6着に終わりました。
男子100mに続きファイナリストは逃したものの、疲労などと闘いながら健闘、今後も欧米を転戦しながら来年のシドニー五輪を目指とのことです。
20秒51、伊藤選手の夢ははかなく消えました。100mで痛めた左足付け根の痛み以上に、ピークに達していた疲労が本来の走りを損なわせたようです。
だが「世界を回った上で活躍するのが陸上競技。そうして力を維持していくつらさはボクにしか分からない。これをよくかみ締めたいんだ」。年齢的に厳しいのは承知の上。それでも挑戦する姿勢を決して捨てない。
92年バルセロナ五輪では日本代表として現地入りしたが、控えに回され出場できなかった。そこで味わった屈辱が伊藤選手をさらに成長させたと聞きます。
9月15日の「スーパー陸上’99」では、ここ数日は毎日のように点滴を打つほど最悪の状態ながらも、第一人者としての責任を果たすため男子100mに気力で出場しました。
競技で生計は立てられないでしょうが、伊藤選手はほんとうにプロ意識が詰まったスプリンターだと思います。残念ながら、10秒69の5位に終わりましたが、「来年の今ごろは9秒台を狙える状態でいたい」とシドニー五輪での活躍を誓った。

舞台を南半球のシドニーに移し、蘇れ!伊藤選手。 世界が待っている。  1999/9/17




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