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スポーツコラム 【14話.うれしい・・・でも悔しい 市橋有里】

陸上の世界選手権(セビリア=スペイン)の女子マラソンで銀メダルを獲得した市橋友里(住友VISA=21歳)選手が9月9日帰国しました。成田空港での会見には大勢の報道陣が詰め掛け、少し照れながらも「うれしいですが、いまでも悔しいという気持ちは残っています」と話した。
21歳の市橋さんはマラソン挑戦4度目ながらベストの2時間27分2秒をマークして2位に入りました。それでも、レース終盤にチョン・ソンオク(朝鮮民主主義人民共和国)選手に競り負け優勝を逃がしただけに、「体が細いので、もう少し筋肉を付けて、たくましい体にしていきたい」と今後の課題を挙げた。
来年のシドニー五輪については「もしオリンピックに出られるようなら、もっと力を発揮できるように頑張ります」と話し、金メダルは?の問いかけにも「金メダルですか、とれると思います」ときっぱりと言い切った。あどけない表情と裏腹に、この自信たっぷりの言葉、女子マラソン界の新時代の幕開けの予感を感じます。
思わずシドニーでは日本人選手のワン・ツー・スリーフィニッシュを想像してしまいました。
「うれしい・・・でも悔しい」スポーツ選手の心理が、とっても素直に出ている言葉だと思います。

それにしても女子マラソン界はニュースターの宝庫ですね!    1999/9/22




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