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スポーツコラム 【23話.世界選手権を制し、次は五輪 井上康生】

父親の指導のもとで、柔道を始めたのは幼稚園児だったころ。「相手をきれいに投げられるのは柔道以外にない」。そんな「一本」の魅力に取りつかれた井上康生(21歳)選手。これまで歩んできた道にはいつも家族があった。昨年の全日本選抜体重別選手権・同級決勝では、同じ100キロ級で競い合う兄・智和さんとの兄弟対決も実現した。

今年6月、母・かず子さんが51歳の若さで急死した。初めて世界選手権の代表に選ばれた2ケ月後のこと。「亡くなった母はこの大会を楽しみにしていた。自分が表彰台の一番上に立っているところを夢見ていたと思う」減量し体を絞り込んで臨んだ世界選手権。「いつも以上に食地面を気を付け、体調を崩さないように調整した」努力で最高の状態のまま世界に挑んだ決勝戦。序盤に指導を受けたが、足技で相手のバランスを崩し、内また、払い腰の得意技に持ち込んだ。自分の勝ちパターンでポイントを奪い優勢勝ち。ついに世界の頂点を極めた。「初出場だったので思い切りいったのがいい結果につながったと思う。母にためにも優勝できて本当に良かった」大会を振り返る声にも気持ちが現れていた。だが「このままのレベルではまだまだ駄目。組み手や体力などすべてにおいて、練習を通じもう一段レベルアップしたい」と、どこまでも貪欲だ。

厚い襟の柔道着が欧州で普及していることについて「握りにくいというのはあまり気にならなかった。試合になればどうにかなりますよ」人として、一流選手としての自信に、満ちあふれています。世界選手権を制し、次の目標は五輪です!    1999/11/15




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