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スポーツコラム 【30話.天皇杯連覇、クールな主将 山口素弘】

2000年の第1回目は山口素弘選手からです。
昨年の正月の天皇杯全日本サッカー選手権決勝で天皇杯を高々と掲げた感動的なシーンから1年。消滅した横浜フリューゲルスを劇的なフィナーレに導いたMF山口素弘主将が、今回は名古屋グランパスの主将として”連覇”を目指しました。
天皇杯は横浜F時代を含め、これで4度目の決勝。「相性がいいんじゃないの。気持ちとしては前回と今回は違うけど、三度目の優勝のチャンスだし、ものにしたよ」今季は今まで無冠と期待を裏切ってきただけに、タイトル奪取の好機にクールに燃える。横浜F消滅でGK楢崎正剛とともにリーグ制覇を狙える名古屋を移籍先に選んだ。監督交代などでチームが揺れ、昨年第1ステージ途中から経験を買われ、主将に就任。群馬県前橋育英高校時代や横浜F発足時からも主将を務めた人望の厚さで、選手とスタッフのパイプ役として、立て直しに力を注いだ。第2ステージ途中に鹿島アントラーズをJリーグ年間王者に導いたジョアン・カルロス監督が就任すると、チームに調和が生まれ、現在は公式戦10連勝。「選手に自信と粘りが出てきたのが大きい。まとまりがでてきた」と手ごたえを口にした。

妻子を横浜に残し独身寮で”単身赴任”を続ける背番号6は、今回もキャプテンマークを腕に巻いて2000年元日、国立競技場の舞台に立った。結果は広島相手に2−0の快勝でした。貴賓席の正面で山口主将が高々と天皇杯を掲げると名古屋サポータで真っ赤に染まったスタンドが揺れた。自慢の2トップが、ため息の出るような攻撃で2得点。大型補強で臨んだ今季最後でやっとタイトルを奪った。
横浜フリューゲルス時代と合わせ、天皇杯連覇した山口主将は「苦労したシーズンだったが、2000年のいいスタートが切れた。あとはリーグ制覇だ」と話した。公式戦11連勝、国立15連勝で、名古屋は新時代の幕開けを鮮やかに飾った。

その中心は、やはりクールな主将、山口選手でしたね。  2000/1/3




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