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スポーツコラム 【52話.プロ2年目で打率4割をキープ 金城竜彦】

今回はプロ2年目の横浜ベイスターズの金城竜彦内野手(23)です。7月2日の阪神戦の最終打席で左前打を放ち、規程不足ながら打率4割をキープしました。シーズン前にはとても今の姿を想像することも出来ませんでした。「大振りしないことをだけを心がけています」地元大阪では有名な野球3兄弟の末っ子に生まれ。父晃世さん(54=会社員)は元近鉄の外野手だったそうです。1軍出場は1試合だけに終わったようですが、プロで活躍する夢を子供に託しました。

「それこそオギャーと泣いていた頃からバットとボールを握らせていた。3人の中でセンスは一番あって(プロ入りの)予感はあった」と、末っ子にかける期待は当然大きかった。でも積極的に野球を教えた事はない。ただ気を配ったのが食事だった。金城家の朝は米1升の炊き出しから始まる。「家では食事じゃなく「えさ」と呼んでいました。お腹を空かした子供たちのために、量は半端じゃなかった」。
この日、母淑子さんは甲子園のスタンドから頼もしそうに息子の背中を見つめた。淑子さんは栄養のバランスを考え、必ず自らの手を入れて調理した。「料理は一切、手を抜きも妥協もしなかった」毎日のように連れてくる野球仲間にも振る舞った。
いつしか「金城家はご飯お変わり自由で食べ放題だ」と評判を呼んだ。10キロの米袋と5キロの牛肉が1週間でなくなるほど。淑子さんは「エンゲル係数はびっくりするほど高かった」とむしろ誇らしげ。
5月からスタメンに定着し「隠れ首位打者」として脚光を浴びる存在になった。好調の要因は、チーム1、2を争うタフネスぶり。生まれてこのかた大きなケガと病気にも無縁。「野球マニア」と称するように夏場を迎えてさらにハードな練習で体力を養う。初のフルシーズンにそなえて抜かりはないようです。「強い肉体を授けてくれた両親には本当に感謝しています」今でもコンビニ弁当や外食は好まない。理想の食卓で育った屈強なカラダが金城の宝。今までの努力がようやく実ってきました。
横浜ベイスターズの場合は、ほぼ「先発スタメン」は決まっていましたが、すばらしい活躍でその一角を切り裂いた実力は本物であってほしい。またマシンガンにふさわしい選手が台頭してきました。まだまだこれからが正念場ですが、このチャンスをぜひ物にしてほしいですね。 2000/7/04




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