スポーツ障害の知識!

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スポーツ障害・傷害編

ほとんどのスポーツにはケガの起こる危険性を含んでいます。競技やレクリエーションスポーツに参加する人が増えれば増えるほど、ケガをする頻度も増えます。スポーツになんらかの形で携わっている人達は、スポーツで起こるケガの原因や予防に対し、認識することが大切です。スポーツ障害は、選手に長期間影響を及ぼすことがあり、適切なケアができていないと、一生影響を及ぼすような状態になってしまいかねません。いくら気を使っていたとしても、激しい運動を行っている選手には避けられな場合が多く、当然スポーツ選手には自分の身体を守るために、スポーツ障害・傷害の知識が必須になってきます。まずはスポーツ障害・傷害を正しく認識することが、思い通りのパフォーマンスを繰り広げられる第1歩なのかも知れません。
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 スポーツ障害の正しい認識
スポーツの取り組み方には、個々人の考え方同様に、さまざです。レクレーションとしてのスポーツ、肥満解消や健康へのあこがれからのスポーツ、競技力向上を目指してのスポーツ、日本一、世界一を目指してのスポーツ、それを支える人達など、まさしく国民総スポーツ時代を迎えたといっていいでしょう。しかし、そこには大きな落とし穴が待ち構えているのです。適切に順序良く行えば自分の望みが少しずつかなえられ、スポーツを楽しんだり勝利を獲得したりすることができます。
しかし、一歩手順を間違ったり、無茶・無理をするとたちまち自分の身体を傷つけ、精神的にも肉体的にも苦痛に苛まれます。この落とし穴は競技選手、特にチャンピョンシップを争うアスリートにとっては、競技生命が断ち切られる恐れがあるほど重要な問題です。競技レベルが高くなればなるほど、自分自身の肉体の限界に挑戦するわけで、絶えずケガの危機にさらされており、いつもその境に立っているといえます。
そして、スポーツ選手やスポーツ愛好者にケガはつきものだと考えるのは大きな誤りです。どのようなレベルであってもスポーツをする以上、未然に防ぐ必要がありますし、また防ぐことができるのです。
そのためには、スポーツ障害・傷害に対し、正しい理解をもつことが何より大切です。また、残念ながらケガを起こしてしまった選手は、適切なリハビリテーションの処方と手順に則り、早急にスポーツに復帰できるように努力する必要があります。このリハビリテーションを適切に行うことが、早期の復帰、前のレベルに戻ることができる近道なのです。

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 スポーツ外傷の基本処置
スポーツ外傷が発生した場合には、すぐに医師に診せる必要があります。外傷が発生すると「痛み」「腫れ」「炎症」などが起こり、不快を生じます。このような不快や悪化を防ぐことがファーストエイド、すなわち「応急処置」とよばれるものです。
応急処置は「RICEの原則」と呼ばれ、

 ・安静(Rest)
 ・冷却(Ice)
 ・圧迫(Compuression)
 ・高拳(Elevation)

の処置を施します。

安静(Rest)
安静は骨格筋の障害にとって不可欠なものです。安静とは、すぐにスポーツや運動を止め、患部を動かさないようにすることです。
運動中止直後の安静は腫れや炎症をおさえ、出血を最小限にくい止めることができます。

冷却(Ice)
冷やすことは、応急処置で最も効果があるとされています。
冷やすことによって痛みや痙攣が軽減し酵素の活性が少なくなるので、組織の壊疽を減らし、受傷後4〜6時間以内に生じる腫れも抑えることができます。また、血液の粘性を増し、毛細血管の浸透性を少なくし、患部への血流そ軽減させます。

圧迫(Compuression)
ほとんどの急性の障害では、すぐに圧迫を加えることは、冷却と高拳とともに重要な手段であると考えらています。
患部を圧迫することは、内出血と血腫の形成を軽減します。
圧迫することで組織間に浸出液が侵入することを防ぎ、逆にその吸収を促進します。

高拳(Elevation)
患部を心臓より高い位置に持ち上げることです。
冷却、圧迫とともに、高拳は内出血を軽減させるのに役立ちます。
患部を心臓より高く持ち上げることで出血が軽減され、障害部位への血流や体液による圧迫も避けられ、静脈の返還が助長されるので腫れやアザも軽減します。

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 練習しながら外傷を治す
運動をやっている人なら、誰でも1度や2度はケガをした経験はあると思います。骨折などの重度なケガはともかく、肩が重い、ヒザが痛いという程度ならそのまま練習を続けることが多いのではないだろうか。しかし、身体を痛めたまま同じようなトレーニングを続けていると、悪化してまう危険性があります。そうはいっても全く身体を休めてしまうと、筋力は目に見えて落ちてしまう。また、完全休養していられない場合もあるでしょう。
そこでケガを治しならが練習を続ける方法を考える必要がでてきます。状態を回復させながらトレーニングを続ける。スポーツ障害・傷害に関する重要なキーワドといえます。

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 一般的なスポーツ外傷
一般的なスポーツ外傷には、捻挫、骨折、脱臼、挫傷(打撲)、肉離れ、腱(鞘)炎などがあります。基本的な外傷の概要は頭に入れておく必要があると思いますが、ここでは、私が経験したことのある、捻挫、挫傷(打撲)、肉離れを取り上げて説明します。

捻挫
捻挫はスポーツで最も見られる外傷で、関節を捻ることで関節を支持している靭帯が伸ばされたり損傷したりする傷害です。靭帯は骨と骨をつないでいる組織で、関節内にあります。靭帯には、関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり、伸ばされ過ぎたりしないよう安定させる大事な役割があります。
一般的には足首の捻挫が多いですね。足首の外側の関節(外くるぶしのあたり)には、靭帯が3本あります。この靭帯は、足部が前に行き過ぎたりすることのないよう、あるいは内側に曲がりすぎたりすることのないようしっかりつなぎとめておく役割をしています。足の裏の外側から着地して無理に体重がかかったりすると、靭帯が支えきれなくなって、伸びたり切れたりします。これが、足首の捻挫といわれています。(関節に圧力が加えられ、靭帯や筋肉と骨をつないでいる腱などを損傷した状態)このような怪我は、肘や膝など体内の他の関節でも起こる可能性はあります。患部に痛み、腫れ、運動痛などがあり、関節可動域の異常などが見られます。
いちばん適切な応急処置としては、受傷した部位のアイシングです。つまり
RICE処置が効果的です。痛みのなくなった段階で適切なリハビリテーションを行ない、筋力強化や筋持久力、バランス感覚などの向上に努めて下さい。これは足関節捻挫の予防にもなります。
トレーニング、試合、練習前には必ず充分なウォーミングアップを行いましょう。体の筋肉や関節が硬いまま、突然激しい運動を始めると、挫傷や捻挫の危険性も高くなります。普段のウォーミングアップの中に、必ず筋肉の柔軟性を高めるストレッチングを組み込みましょう。また、筋力トレーニングで、受傷しやすい関節の周りの筋肉を鍛えることも、怪我の予防に効果的です。特に、一度挫傷や捻挫を起こしたことのある部位は、きちんと筋力を回復させないと、また同じところを傷める可能性が高くなります。

挫傷(打撲)
準備中です。

肉離れ
準備中です。

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    参考文献
     「スポーツ外傷・障害とリハビリテーション」魚住廣信著
     「筋力トレーニング&コンディショニング」 廣戸総一著
     「勝ちに行く スポーツ生理学」 根本勇著



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